トマトには栄養がたっぷり
5月～6月頃にかけてトマトは旬を迎えます。真夏が旬と思われているかもしれませんが、トマトは日本では初夏くらいの気候の頃が旬になります。トマトには栄養がたっぷりあり、積極的に摂ることをおすすめします。特に女性にうれしい効果がたくさんあり、栄養価を高める方法やトマトの栄養をしっかり摂れる方法を知り、健康になりましょう。
トマトの栄養とその効果とは
トマトにはリコピンが多く含まれています。リコピンは抗酸化作用があるとされ、良い効果がたくさんあります。抗酸化作用というのは、体の酸化を抑えるということになりますが、酸化すると老化が進行したりシミやシワ、肌荒れが起きたりします。また、動脈硬化や生活習慣病になったり、免疫力が低下したりしてがんなどの病気にかかりやすくなることもあります。体が酸化するのは、活性酸素が増えすぎてしまうことが原因です。この活性酸素の発生を抑える効果があるのがリコピンなのです。トマトのリコピンには、肌や体の老化を防ぐアンチエイジング効果があるのです。また、活性酸素が増えると疲労感を覚えるのですが、リコピンを摂取することで疲労感を軽減させる効果もあります。特に紫外線を浴びた後は、積極的にトマトを食べて日光への耐性を高めておくと良いでしょう。日焼けはシミやシワの原因になりますので、ぜひ摂るようにしましょう。リコピン以外にも体に良い成分が含まれています。ビタミンAやビタミンC、カリウム、ビタミンB群なども含まれており、おいしく食べて美しく、健康になれる野菜なのです。
トマトの栄養素をしっかり摂れるレシピ
胃腸が疲れて食欲があまりない、けれどしっかり栄養は摂りたいという時におすすめのメニューがあります。それが和風ラタトゥイユです。トマトの他にれんこん、なす、パプリカなどを使うのでアンチエイジング効果もあります。作り方は、フライパンにごま油、にんにくのみじん切りを入れ弱火でじっくり温めます。そこにたまねぎを入れて炒め、なす、れんこん、パプリカを入れます。そしてカットしたトマト（缶詰のカットトマトでも可）、水、砂糖、白だしを加えてアクを取り、フタをして10分くらい煮込みます。仕上げはフタを取って5分ほど水分を飛ばせば出来上がりです。野菜とうま味がたっぷり出たスープも全部食べましょう。野菜を切って煮込むだけなので準備さえしっかりできれば簡単にできます。また、忙しい朝におすすめのものとして、トマトジュースがあります。トマトジュースにはトマトの栄養がすべて詰まっており、飲むだけなので手軽に栄養がたっぷり摂れます。また、トマトは油との相性が良いので、トマトジュースにオリーブオイルを加えて飲めばリコピンの吸収率が上がります。トマトジュース100ccにオリーブオイル大さじ1を加えて電子レンジで1分30秒（600W）温めれば出来上がりなので、朝食を食べる時間がない時にでもおすすめです。効率良くトマトの栄養を摂り、健康になりましょう。
