トマトの栄養成分を壊さない保存方法とは

 

トマトの保存方法について

栄養成分も豊富なトマトは、ぜひたっぷり食べたいものです。旬の頃はお店でも比較的安く売られているので、箱で買ったりすることがありますが、保存方法に悩むことがあります。せっかく買ったのに悪くしてしまっては意味がありませんので、保存方法についても知っておきましょう。トマトはお店では冷蔵していません。常温で陳列されています。家では常温で保存することができるのでしょうか。まだ青いトマトの場合は、常温で置いて大丈夫です。青いトマトは常温で追熟し、赤くなってきます。しかし、追熟の温度は10℃から15℃が適当とされていますので、暑い時期は常温で置かないようにしましょう。赤くなったトマトは、ヘタを下にしてポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。冷蔵庫で保存したトマトは10日くらい保存できます。

 

トマトは冷凍できる?

冷蔵庫に保存していても食べきれないような時は、冷凍保存したいところですが、トマトは冷凍できるのか気になります。トマトは冷凍保存しても大丈夫です。むしろ、冷凍保存をおすすめします。野菜は、冷蔵庫で保存していると、時間の経過と共に栄養価が下がってきます。トマトの場合もそうで、早いうちに冷凍保存してしまいましょう。冷凍すると、栄養成分はそのままの状態でキープされますから、新鮮なうちから冷凍してしまうのもアリです。また、冷凍することで細胞壁が壊れやすくなり、うまみ成分や栄養成分が調理の時に出やすくなります。大玉のトマトは生のままだと皮をむくのに湯むきしなければなりませんが、皮ごと冷凍してしまうと、凍ったまま流水で流せば簡単に皮がむけます。お湯を沸かす必要もなく、時短になります。

 

きちんと冷凍して栄養を逃がさない

まるごと冷凍する場合は、トマトをよく洗ってヘタを取り、水気を拭き取って冷凍保存袋に入れて冷凍すれば良いです。ラップに包まなくても大丈夫です。カットしてから冷凍することもできます。切ったトマトを冷凍保存袋に入れ、重ならないように平らにして冷凍します。ミニトマトも冷凍できます。洗ってヘタを取り、水気を拭き取って冷凍保存袋に入れればOKです。冷凍したトマトは、サラダには不向きです。スープやカレーなどの煮込み料理におすすめです。料理に使う時は、凍ったまま調理しましょう。大玉トマトを丸ごと冷凍したものを、そのまますりおろしてドレッシングにしたり、めんつゆにそのトマトを加えてそうめんやうどん、そばのつけつゆにすると夏場においしいトマトつけ麺ができます。このように冷凍して丸ごと使ってしまえば、豊富な栄養成分も逃がさずすべて摂ることができます。新鮮なトマトが手に入ったら、ぜひとも冷凍保存してたっぷりと栄養成分を摂るようにしましょう。色んな食べ方ができるので、トマトの冷凍保存はおすすめです。
簡単で手間がかかりませんので、たくさん買ってどんどん冷凍保存しましょう。冷凍した場合は、1ヶ月くらい保存可能です。