ミニトマトの栄養価は高いの?美味しい食べ方もチェック

 

ミニトマトと聞くと、サラダの添え物というイメージを持つ人は多いことでしょう。サイズはわずか3cm程度、重量は15g前後なので、料理の主役になることはそれほど多くありません。とはいえ、ミニトマトの栄養価は普通のトマトよりも圧倒的に高いのです。そのため、ヘルシーな献立を目指している人は積極的にミニトマトを活用してみましょう。

 

単位当たりの栄養価は非常に高い

ミニトマトには、トマトと同様にビタミンCや食物繊維、βカロテンなどの体に良い栄養素が数多く含まれています。特筆すべきはその含有量でしょう。100g当たりの栄養素を比較すると食物繊維やβカロテンはトマトよりも4割多いとされています。ビタミンCに関して言えばなんとトマトの2倍以上含まれているのです。タンパク質やエネルギーも4割から5割ほど多い一方で、脂質はトマトと同じく非常に低水準となっています。そのため、大量に摂取したとしても、カロリーの過剰摂取になるリスクはほぼありません。ミニトマトの果肉は比較的弾力があって食べ応えがあるので、満腹感を得やすいというのも強みと言えます。栄養価が高く、ダイエット効果も期待できるメニューを考えている人にとって、ミニトマトは非常に頼れる存在であるということができるでしょう。

 

ミニトマトは細かく切って活用しよう

ミニトマトは肉厚で表皮がトマトと比較してやや硬いという特徴があります。そのため、丸のまま食べてしまうと、体内における消化はあまり効率的ではなく、栄養の吸収も少なくなってしまうのです。ミニトマトに含まれる栄養素を効率的に摂取したいのであれば「細かく切って料理に使用すること」をおすすめします。表皮と果肉を合わせて細かく刻むと、硬い細胞壁が崩れるので内部にある栄養価の高い成分を吸収できるようになるわけです。水分が多く含まれていて包丁で細かく切るのが難しいという時には、ミキサーやフードプロセッサーなどを使うのも良いでしょう。細かく刻んだミニトマトは、オリーブオイルやゴマ油などと和えてみましょう。これにより、ミニトマトに含まれるリコピンが油に溶け出すので、体に良い栄養素を余すところなく吸収することができるはずです。

 

和え物やスープに入れて美味しく食べよう

ミニトマトはトマトと同じく、加熱することで主な栄養素の1つであるリコピンを効率よく摂取することができます。そのため、スープに入れたり、レンジやオーブンで温めたりして食べると良いでしょう。「ミニトマトだけを食べるのは苦手」という人は、お豆腐とお出汁の煮込みにしたり、焼いたキノコと和えてみたりするのもおすすめです。どちらも和風の味付けにすることで、トマトの酸味がそれほど強調されなくなるので食べやすいでしょう。洋食の味付けが好きという人は、コンソメベースにタマネギとベーコン、ボイルしたミニトマトを入れたスープをおすすめします。もちろん、他の野菜をいろいろプラスして具だくさんスープにするのも美味しいでしょう。