1.トマトには生食用と加工用がある
どのトマトでも生で食べられると思っている方も少なくないと思いますが、実はトマトには生食で食べた方が美味しいものと、加工した方が美味しく食べられるものの二種類があります。それで、生食で美味しく食べたいのなら生食用のものを選ぶ必要がありますので、まずは生食用トマトとはどんなものなのかを知っておく必要があります。生食用トマトというものが存在していることすら知らなかったという方も中にはいらっしゃると思いますが、生食用トマトと加工用トマトには大きな違いがあります。その違いとは、例えば見た目で分かるものとしてはトマトの色、それに栽培方法や収穫時期とその方法などが挙げられます。「トマトといえば赤いもの」と思っている方も多いと思いますが、加工用トマトは濃くしっかりとした赤色であるのに対して、生食用のトマトは赤みが薄く、どちらかと言えばピンクに近い色味なので、色素が薄いものを選ぶと生食で美味しく食べられます。加工用トマトは完熟してから収穫するので、トマトの有効成分であるリコピンが最大限に含まれている状態です。もちろん生食用トマトにもリコピンをはじめビタミン類が豊富に含まれています。糖度や食感は生食用トマトの方が強いので、ピンク系のトマトを選んだ方が美味しく食べられます。生食用トマトには栄養素がないというわけではないので、安心してください。
2.暑い夏場にも!さっぱりとした「マリネ」
生で食べるトマト料理といえば、マリネを思い浮かべる方も少なくないでしょう。マリネはさっぱりとしますし、暑い夏場でも美味しく食べることができます。トマトそのものが持っている甘みを最大限に引き出す料理でもあります。マリネ酢の甘酸っぱさにトマトの甘みや酸味をプラスすることにより、奥深い味を出すことができます。マリネといえば、代表的な食材は玉ねぎです。トマトと玉ねぎはあらゆるシーンでよく用いられる食材の組み合わせなので、当然マリネにも相性ぴったりです。玉ねぎは辛みを感じられることもあるため、水にさらしたり、冷蔵庫に保管したりして辛みを感じないようにするとお子様でも安心して食べられます。マリネを作る際には大玉トマトよりもプチトマトやミニトマトくらいの大きさの方が食べやすく、混ぜ合わせる際に中のゼリーが出てくることもありません。市場に出回っているミニトマトの中でもアイコなどより甘みが強いものを選ぶと料理が美味しく感じられます。玉ねぎだけではなく、イカやエビなどの魚介類とも相性が良いですよ。
3.どんな野菜とも合う「サラダ」
生で手軽に食べられるトマト料理は、やはりサラダでしょう。毎日サラダを食べる方も少なくありませんので、ぜひサラダに彩りと栄養をプラスしてみてください。レタスやきゅうりなど緑の野菜と一緒に合わせることで彩り豊かになりますので、見た目もとても美しい料理が完成します。トマトは大玉トマトでも小玉トマトでも問題ありませんし、どんなドレッシングにも相性抜群です。