おかずだけじゃない!スイーツにもトマトは大活躍

 

1.トマトの甘みをより活かすために

トマトと言えば、おかずなどの料理に使われることが多いですが、実はお菓子やスイーツにも使われることがあります。特に甘みの強いフルーツトマトなどは、スイーツ向きなので、パティシエもよく利用します。甘みが少ない昔ながらの品種はあまりスイーツ作りには向いていませんし、スイーツにすると野菜くささが出てしまい、美味しく感じられないかもしれません。トマトの中でも特に糖度が高いものを選ぶとスイーツ作りに適していますし、口に入れるとまるでフルーツかと思うくらいの甘みを感じることができます。通常のおかずやソースを作る際には皮ごと調理することが多いですが、お菓子を作る際には皮は食感の邪魔になってしまいますので、湯むきをしたりこしたりして取り除きます。皮ごと食べた方が健康には良いのですが、お菓子はなめらかさなどの食感が命であることもありますので、手間はかかりますが、皮を取り除いた方が美味しく食べられます。甘みを活かすためのレシピはたくさんありますので、新たなトマト料理として挑戦してみてください。

 

2.さっぱりスイーツならコレ!「トマトのゼリー」

割と失敗なしにできるスイーツがトマトのゼリーです。トマト特有の赤い色が食欲をそそりますし、冷たいゼリーにすることによって暑い夏など食欲のない時にでも美味しく食べることができます。つるんとした食感の中に、トマトの甘酸っぱさを感じることができ、フルーツのような味わいを楽しめます。ゼリーを作るにはトマトをすり下ろすところから始まります。その後すりおろしたトマトをきれいに漉して、滑らかな舌触りになるようにします。トマトの甘さだけではスイーツにしては少し酸味がきついので、蜂蜜を入れると甘く美味しく仕上がります。甘さの好みは人それぞれなので、少しずつ味見して加えていくと良いでしょう。ゼリーに欠かせないゼラチンは、最近ではふやかさないで使えるインスタントゼラチンがとても楽チンです。蜂蜜を少なめにするとオードブルとしても楽しめ、見た目も鮮やかなのでおもてなし料理にも最適です。

 

3.スイーツ初心者でも簡単!「トマトのシフォンケーキ」

実はトマトのケーキというものもあります。よく見かけるイチゴのショートケーキのようなクリームを使ったケーキにはあまり向きませんが、焼き菓子にはトマトの甘みが良い仕事をするのです。シフォンケーキはケーキの中でも非常に作りやすく、お菓子初心者の方でも比較的失敗なく作ることができるでしょう。シフォンケーキのコツはとにかくふわふわで空気のような食感に仕上げることで、混ぜる際に注意を払う必要があります。実はシフォンケーキはトマト以外にもニンジンやほうれん草など野菜を具材にして作ることが多いので、トマトのシフォンケーキも当然美味しくできます。トマトには多くの水分が含まれているので、水を使わずトマトの水分だけで作ることで水っぽさも感じられないでしょう。トマトの赤みがとても綺麗ですよ。