トマトの種類や品種、味の違いを知っておこう

 

大玉トマトの品種、種類について

大玉トマトというのは、重さが150g以上のものを指します。大玉トマトには、桃太郎トマトやファーストトマト、そして麗夏トマトといった品種があります。市場でよく見かける大玉トマトのほとんどが桃太郎トマトで、桃太郎トマトの中にも桃太郎ゴールドなど25品種あります。桃太郎トマトは1玉200gから230gもあってとても大きく、皮が硬くて崩れにくい特徴があります。小さい実ほど糖度が高く、わざと小さめに作って糖度を高く上げたものをフルーツトマトと言います。病気にかかりにくいため家庭菜園でもよく育てられています。ファーストトマトは桃太郎トマトが食べられるようになる前に作られていたもので、1玉が200gから250gと大きく、先がとがっているのが特徴になります。皮が薄くて甘みがあるのですが、実が傷みやすく、あまり日持ちしません。しかし昔ながらのトマトらしい味がするので人気の品種となっています。麗夏トマトは生育が旺盛で病気になりにくく、たくさんの実をつける大玉トマトです。トマトの王様と言われています。初めてトマトを育てるという人におすすめの品種です。酸味と甘みのバランスが良く、生でも加熱してもおいしいです。

 

中玉トマトの品種、種類について

中玉トマトは重さが40gから150gまでのもので、ミディトマトとも言います。中玉トマトの品種は、フルティカやレッドオーレ、フルーツルビーEX、そしてシシリアンルージュ、サンマルツァーノがあります。フルティカは新しい品種で酸味が少なく、糖度が7%から8%もあって甘いのが特徴です。実の重さは40gから50gあり、皮が薄くて果肉が柔らかく、クセもありません。生で食べるのがおいしいです。レッドオーレはピンポン球くらいの大きさで、重さはフルティカと同じくらいあります。濃い赤色が特徴で、一度の収穫量が多いために家庭菜園で人気となっている品種です。フルーツルビーEXは糖度が高く、実の先端がとがっているのが特徴です。シシリアンルージュは調理用のトマトとして作られたもので、イタリアのシシリア島で開発されました。イタリアントマトというとこれにあたります。大玉トマトよりも栄養価が高く加熱するとコクが出るのでソース作りに使うと良いでしょう。サンマルツァーノはイタリアントマトでニンジンのような形をしています。加熱しても型崩れしにくく、うま味が増します。

 

小玉トマトの品種、種類について

小玉トマトはミニトマトとも言います。重さが40g以下のものとされ、アイコや千果、マイクロトマトといった品種があります。アイコはロケットミニとも言われ、皮が厚くて歯ごたえがあります。イエローアイコという、黄色いアイコもあります。千果は全国のミニトマトの大半を占めている品種です。糖度が高く、またリコピンも多く含まれているので人気となっています。マイクロトマトは直径で1cmくらいしかないもので、一番小さい品種です。実の色はオレンジ色や赤、黄色とあり甘みがとても強い品種になります。