1.ミニトマトの種まきの手順
家庭でミニトマトを育てる場合、3月ごろに種まきを行うと良いでしょう。気温が低い時に種を植えると、保温装置を用いるなどして温度を保つ必要があります。発芽の適温は25℃です。初心者は種まきから行うと、管理が難しい可能性があります。ミニトマトの種まきの手順は、トレイで種まきする場合、土を入れたトレイに指先でくぼみを1センチ程度つけ、1粒ずつ種を入れていきます。種まき後、2枚の芽が出たら小さめの3号ポットへ移し、育てていきます。5枚以上になったら、プランターや大きめのポットへ移しましょう。移植させる場合に根を傷つけないようにすることが大切なポイントです。ポットから育てる場合はくぼみを直径3から4センチ程度つけ、種を3から4粒程度一緒に入れます。種がかぶるぐらい土をかぶせ、手のひらでかぶせた土を軽く押し、水をたくさんあげましょう。
2.ミニトマトの植付けのタイミング
初心者は苗を購入してきて育てることがおすすめです。植付けに適した時期は、4月下旬から5月中旬ごろ。昼間の気温が20℃ぐらいになっていれば、植付けに適した時期になります。苗の本数が6、7本出ていれば植付けすることが可能です。購入した苗は、えんぴつ程度の茎の太さがある、つぼみがついている状態、ポットの底から根が見えている状態であれば良い苗と言えるでしょう。ミニトマトの場合、実生苗より接ぎ木苗を選ぶことで実の収穫量が多く、害虫被害が少なくなるメリットがあります。
プランターに植え付ける際には、植え穴を開けてから水をあげましょう。複数の苗を植える場合は間隔を50センチ程度とってあげると、余裕をもって成長することができます。苗を植え付けたら1週間はたっぷり水をあげるとしっかりとした根が張れるでしょう。土の表面が乾いたと思ったら、プランターの下から水が出るぐらい水をあげましょう。
3.支柱や肥料はいつ必要になる?
支柱はミニトマトが大きくなってきたら必要になると考えている人が多いですが、実は植え付けたらすぐに設置してあげることが大切です。植え付け後、苗から10センチ程度離したところに深めに挿して設置しましょう。目の高さほどで2本の支柱を交差し、紐でしっかり結びつけておきます。プランターや鉢植えで育てている場合は支柱を設置後、防虫対策としてビニールシートをかけておくこともおすすめです。また、肥料をあげる場合は5月下旬から7月下旬の間に追肥を行うと良いでしょう。特に肥料にはリン酸が多く含まれていると、トマトの実の成長を促してくれるでしょう。トマトの成長を見ながら、1週間から2週間に1回のペースなど、定期的に追肥を行いましょう。肥料の種類には固形と液体タイプがありますが、トマトの場合は液体タイプを使うことがおすすめです。肥料をあげるタイミングを計ることでトマトの美味しさに反映してくるので、成長速度をしっかり確認することが大切になるでしょう。