初心者におすすめ!家庭でできるトマト栽培の特徴を紹介

 

1.初心者におすすめのミニトマト栽培

トマトはナス科の緑黄色野菜に属しており、日本だけでなく世界中で親しみのある野菜です。家庭でも栽培しやすいミニトマトから大玉品種までさまざまな品種があり、最近では極小サイズのマイクロトマトの品種も栽培できるようになりました。トマトの栽培は、他の野菜と比較すると必要な道具などが少ないため、家庭菜園を初心者の方でも簡単に始めることができます。中でもミニトマトは実がつきやすく収穫量が多いため、初心者におすすめの品種です。「アイコ」は楕円型の形が特徴的なミニトマトです。ミニトマトの中でも比較的丈夫なので、実が割れにくく作りやすいのが人気です。「とってもアイコ(R)」は酸味が少なく、甘いミニトマトです。サイズは「アイコ」より少し小さく、楕円型をしています。成長速度はアイコよりも遅いため、より育てやすい品種です。作りやすさに大きな変化がない2種類なので、お好みの品種を選んでも良いでしょう。

 

2.ミニトマト以外の品種を栽培する時に注意したいポイント

家庭菜園初心者でも手軽に行うことができるミニトマトの栽培ですが、慣れてきたら大玉トマトに挑戦しても良いでしょう。ただ、大玉トマトはミニトマトと比較すると細かな手入れが必要になり、栽培環境が悪いと実がつきにくいトマトです。実をつけたとしても、雨による環境の影響などで実が劣化し、割れる可能性や実が色づく前に落ちてしまうなど、さまざまな問題があります。水やりが足りていない場合は、カルシウム不足で実の下が黒く腐ってしまう「尻腐れ症」などになる可能性があります。大玉トマトを栽培する場合は、事前に実の様子を確認しながら病気の予防することがとても重要です。大玉トマトを育てる場合、難易度は上がりますが基本的な育て方はミニトマトと変わらないため、ミニトマトの栽培に慣れてきたら大玉トマトにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

3.栽培場所はどんな場所が適している?

トマトの原産国は南米アンデス高原であることから、乾燥しており日照度が高く、昼夜の気温差が少ない場所で育てることがおすすめです。5月ごろに苗を植えると、梅雨明けごろに実が色づきはじめ、秋頃まで収穫を楽しむことができます。冬に近づくと、実が赤くならず栽培が終了します。家庭でトマトを育てる場合はプランターでの栽培が多いので、1日中、日当たりが良い場所に置いておくと良いでしょう。トマトは日当たりが良い場所で育てることで、実の色づきが良くなります。

 

ベランダで育てる場合、室外機に注意しましょう。風通しの良い乾燥している地域を好むミニトマトですが、熱風や不自然な風が当たる場所は栽培環境が悪く、トマトの育成が悪くなる原因に繋がります。広大な敷地ではなくプランターで育てているため、土の乾燥が激しくなりトマトが弱りやすくなるため、室外機の風に当たらない場所で栽培することがポイントです。