もっとおいしくトマトを食べる方法
トマトは生でもおいしいですが、家庭菜園で食べきれないくらい取れた時はどうすれば良いでしょう。毎日トマトばかりでは飽きてしまいますから、ちょっと違う方法で食べてみると良いです。また、保存も長くできるようにすると食べたい時にいつでも食べられます。できるだけ長期保存するなら、「ドライ」にすることです。ドライトマトというものがスーパーでも売られていますが、あれは家でも作ることができます。トマトがたくさん手元にあって食べきれないという時は、ぜひドライトマトを作っておくようにしましょう。
ドライトマトとは?作り方は?
ドライトマトとは、トマトに塩を振って干したものを指します。ドライトマトにすることによって、うま味成分であるグルタミン酸が凝縮され、うま味が増します。ドライトマトを調味料として使うと料理の味がグッとアップします。ドライトマトは日持ちするのですが、さらに日持ちさせるためにオリーブオイルにつけ込むこともあります。家でドライトマトを作るなら、オーブンを使う方法と天日干しで作る方法があります。まずオーブンを使う方法ですが、新鮮なミニトマトをたくさん用意し、半分に切ります。切ったものをクッキングシートを敷いたオーブンの天板に並べ、塩を振ります。並べる時は重ならないようにしてください。そして160°くらいの温度で1時間ほど焼き、温度を下げてさらに1時間ほど焼きます。これで半生のドライトマトが出来ます。好みに合わせて焼き加減は調整しましょう。半生の場合は冷蔵か冷凍保存にします。天日干しの場合は、ヘタを上にして横半分に切り、塩を振ります。水分が十分出たら、ザルに並べて4~5日天日干しにします。4~5日だとセミドライに、1週間だとカリカリのドライトマトになります。保存はオリーブオイルにつけ込むと3ヶ月くらいは持ちます。保存することを目的にオイル漬けにするのであれば、保存容器はしっかり殺菌したものを使うようにしましょう。
ドライトマトをおいしく食べる
ドライトマトは調味料代わりにもなり、とてもおいしく食べられます。例えば常備菜としてにんじんラペはいかがでしょう。千切りしたにんじんを塩もみし、出てきた水分はしっかり絞っておきます。ボウルに白ワインビネガー、オリーブオイル、レモン汁、そして砂糖、ブラックペッパーを混ぜ、ドライトマトとにんじんを和えて完成です。もう一つはドライトマトをみそ汁に入れます。みそ汁にトマト?と思う人は多いですが、ドライトマトをお湯で戻し、トマトは刻んでおきます。戻し汁と水で人数分の量にし、だしの素、そしてみそを溶き入れます。トマトと好みの具材(豆腐など)を入れて完成です。とてもコクのあるおみそ汁ができるのでぜひ試してみてください。みそは赤みそがおすすめです。トマトとの相性がバッチリです。このように、トマトも色んな食べ方ができるので、トマトを堪能してみましょう。